《完結》悪役令嬢の遺言状

全員嘘吐き、一人だけ本当。
「わたくしと結婚した者に全てをゆずる」というリエリア・シュビラウツの遺言状が公表された。
シュビラウツ家といえば、その資産は国家予算に匹敵するのではと言われるほどの資産家貴族であり、遺言状の『結婚した者』という範囲に、身分は問わないという。
国中の者達がこぞって、リエリアとの婚姻書を教会へと持ち込んだ。

ただこのリエリアという娘……既に一週間前に自ら首を吊って死んでいた。

それでもシュビラウツの全てを手に入れようと動く者たちもいる。しかし『全て』に近づくにつれ皆少しずつ少しずつ身を滅ぼしていく。
シュビラウツの呪いと言われる中、だが、これすらも全てを明らかにする前座に過ぎなかった。

求める答えはただ一つ。

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××××「……誰が殺した」

文芸推理:日間2位、週間2位、月間3位ありがとうございます(薬屋さん強すぎますね)

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