聖女めざして修行中ですが、踏んだり蹴ったりには定評があります!

著者:有沢真尋

 浄化・癒やし・恵み――三種の魔力に秀でた少女こそ、次代の聖女。
 聖女は神殿の頂点にして、国王と同等の発言力と権力を持つ強大な存在。

 神殿の奥深くの聖域【聖女の家】に集められた四人の少女たちは、慣習により互いを「姉妹」と呼び合い、日夜修行に励んでいた。

 最年少17歳、ナディアは一番の落ちこぼれ。すべての魔力が均等で、飛び抜けた才能もない。
 他の三人の「姉」たちは、それぞれ長所を持っている。互いにひそかに反目し合いつつも、「ナディアだけは聖女に選ばれることはない」とナディアを見下しつつ、表面上は優しく接してくれていた。
 だが最終試験を目前に控えたある日、少女たちは偶然耳にしてしまう。神官長が「聖女選定の魔法具『三叉の燭台』に魔力で火を灯すことができるのは、バランス型のナディアだけだろう」と発言しているのを……

※タグ等確認の上、苦手な要素がある方はご注意ください。全体的にクセの強い作品です。
※GLを意図していません。ヒーローは序盤からヒロインの側にいます。

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