婚約者の王子に毒を盛られたので愛が冷めました

第二王子の成人と共に王太子が決まる大事な時期に、婚約者である第一王子から「少しの間、自由が欲しい」と言われて困惑した。あと二ヶ月しかないのに、ルエラが教育や社交などを放棄してしまえば、王太子には第二王子が選ばれることになる。

そう説明しようとしたが、口の中が痺れてきた。何かがおかしいと思ったが、目の前が突然真っ暗になった。

目を開ければ、そこは自分の部屋だった。どうやら王家の秘毒を飲まされたようだ。婚約者に毒を盛られたことで気持ちが一気に冷めた。しかも毒の副作用なのか、体に痺れが残っていた。毒の後遺症が残り、婚約は白紙に戻された。

療養のため領地に戻ることに。その途中に行き倒れている魔術師を拾った。この魔術師は侯爵家に雇われていて、ルエラは彼の治療を受けることになった。

一方で、罪悪感なく自由を満喫した第一王子とその側近たちには厳しい現実が待ち構えていた。


2002/07/06 ストックが切れました。8時の1回更新になります。完結まで書き終わったら、また更新回数を変更するつもりです。感想の返信について、執筆優先にしますので申し訳ありませんが、返信はかなり遅くなります。

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