氷の貴公子と呼ばれている坊ちゃんが、私にだけ甘いです

著者:水谷繭

没落伯爵家の令嬢リリアは、公爵家でメイドとして働いていた。

ある日公爵家に小さな男の子が引き取られてくる。その子、ジェラルドは公爵が跡取りにするために連れてきた妾の子供だった。複雑な立場から公爵夫人や姉妹、使用人たちに冷たい態度を取られるジェラルド。リリアはそんなジェラルドが気にかかってならず、何かと構い倒す。

月日が経つとジェラルドはすっかり立派に成長し、ご令嬢たちからは氷の貴公子と呼ばれるようになっていた。

それを微笑ましく見ているリリアだったが、ジェラルドは令嬢たちには一切目を向けず、しょっちゅうリリアの部屋に来ては彼女を褒めたり、贈り物をしたりといったことばかりしている。坊ちゃんの行動が理解できないリリアだが……。

◆短めのお話しです

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