【完結】『マリアンヌの初恋』〜愛妾から最愛へ。呪われた辺境伯を救うのは、目覚めた聖女の力〜

 マリアンヌ・ウェンリーは、ファイラード王国の貴族であれば、ほぼ誰もが使える簡単な魔法すらつかえない落ちこぼれ貴族である。

 両親は子爵であったが十年前に他界、今その子爵位は、ほとんど血の繋がらないベイルという男がその跡を継いでいる。

 マリアンヌは前子爵の遺児として、ベイルに保護されたことになっている、しかしそれは表向きで、内実は魔法を使えないせいで蔑まれており、ベイルとその妻や娘に奴隷のようなの扱いを受ける日々。

 そんなある日、ベイルよりブラッド辺境伯家に愛妾として入るよう、マリアンヌへ命令が下る。

 相手である辺境伯家当主オスカー・ブラッドは、呪われ伯爵としてファイラード王国で敬遠される存在。

 しかし、拒否権もなく辺境伯家に入るしかないマリアンヌ。

 そこで彼女を待ち受けていたのは、考えていた事と全く違うものだった。

 そして目覚めるマリアンヌの力と、それを嗅ぎつけ迫る、ベイルの欲望。

 呪われ伯爵との純愛の行く末は。

※カクヨムにも掲載
2023/10/12完結

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