史上最強の魔術師は、まだ、恋を知らない

深夜に魔塔を訪れた迷惑な客。
聖女である娘が悪女と評判の姉とともに魔族に攫われたらしい。最後に魔族が姿を現したのは八十年も前のこと。魔塔の主であり、史上最強の魔術師として評判のアレクは、魔族と聞いて興味を持った。

「魔人ねぇ……まぁ考えてもいいけど。要するに魔人に攫われた聖女様を連れ戻せばいいんだね?対価はそうだなぁ……金貨百枚ってとこ?」

「なっ……!い、いや、必ずお支払いします!ですからどうか、ミラを助けて下さい!」

「その言葉、嘘だったら死ぬから覚悟して」

『大金と引き換えにあらゆる願いを叶える大魔術師』として評判のアレクが向かった先には美しい娘が囚われていて。

自由気ままに人生を謳歌する魔術師と訳アリ聖女の物語。

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