悪女と罵られていますが、それは双子の姉の話なので痛くも痒くもありません!

著者:調彩雨

「家が没落しちゃうと、生活できなくなるし」

対外的には存在しないことにされ、辺境の屋敷に軟禁されていた、侯爵家の娘、メアリ。
突然父から呼び出され、なにごとかと思えば、双子の姉の替玉として学舎へ入学することを命じられる。
この先の安寧のため、仕方なく替玉を引き受けたメアリだったが、姉はとんでもなく評判の悪い女で。

「必ず一緒にまた、ふたりで帰りましょう。あの、穏やかな場所へ」

敵ばかりの学舎で、味方は従者のジルひとり。
メアリは無事、学舎での生活を終えることが出来るのか。

「死にましょう、一緒に」
「それがあなたの望みであるならば、喜んで」

選ばれなかった少女が、選ばれた少女の人生を、肩代わりさせられるお話。

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