不幸な婚約に、ありがとう

著者:三羽高明

皮肉屋の令嬢カトリーヌと、八方美人――通称「全自動媚び売り機」の姉。人気者の姉はある貴族令息と婚約を結んだが、病死してしまう。

「え? 全自動媚び売り機の代わりに、今度は私がお姉様の元婚約者のご機嫌取りをしないといけないの? そんなの無理よ!」

令息の婚約者となってしまったカトリーヌは、無愛想を心がける。そんな可愛げのないカトリーヌを皆は白い目で見ていた。

だが、肝心の令息は全く動じない。それどころか、ダンスに誘ったりプレゼントを贈ったりと、カトリーヌにあれこれとアプローチをしてくる。

「私といて楽しいの?」と困惑するカトリーヌだったが、いつの間にか彼女の頑なな心は解きほぐされていくのだった。

これは、不幸な婚約から生まれた幸せなカップルの話。

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