だから、私言ったわよね? 〜没落令嬢の案外楽しい領地改革〜

「ヴィオレット、ローゼマリー、今晩、夜逃をするぞ!」
 父の言葉を聞いて、日本人として暮らしていた前世を思い出した、私ヴィオレット・グランベール。
 おまけに、ここが前世で読んでいた小説の世界で、夜逃げしたら死んでしまう運命だということも。

「ダメよ! ダメ! 夜逃げなんて絶対ダメ!」

 夜逃げの原因、借金50億ゴールドを無事に返済した私達。残ったのは、見捨てられた村と呼ばれるオリバー村の小さな家と、私の元親友と浮気した元婚約者がくれた1000シルバー。

「決めたわ。私、この1000シルバーで、この村を豊かにしてみせる」

 そんなある日、私に向かって突進してくる、私の元婚約者と浮気した元親友。

「だから、私言ったわよね?」

 没落した令嬢ヴィオレットの、案外楽しい領地改革の始まりです。

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