悪役令嬢は大航海時代をご所望です

著者:浦和篤樹

【書籍第一巻7/5発売】カクヨム様で 第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 部門賞「ひたむきヒロイン」 受賞しました。

第三部「切り開くはアグリカ大陸への直通航路」投稿開始。

 大好きなお父様とお母様まで、一緒に処刑されてしまう!

 時代背景はおよそ十三世紀前後の、まさに大航海時代前夜。
 ガツンと脳天にまで突き抜けたスパイスまみれのお肉の味に前世の記憶が甦り、乙女ゲームのゼンボルグ公爵令嬢マリエットローズ・ジエンド(二歳)に転生したと知った私はすぐさま動き出した。
 だってその役どころは、お父様やゼンボルグ公爵派の貴族達と一緒に陰謀を巡らせ、王国の乗っ取りを企む悪役令嬢だ。
 その末路は当然、断罪で処刑。
 タイムリミットは、本編開始までのあと十年足らず。
 しかも、私がヒロイン達と仲良くしようと関わらずにいようと、それとは無関係にお父様達が陰謀を進めてしまう。

 そもそも、どうしてお父様達はそんな陰謀を?
 調べてみれば、かつて王国に侵略されて臣従させられた上、領地が世界の西の果てで貧乏だ田舎者だと馬鹿にされ、経済的な嫌がらせをされていただなんて。

 だったら『ゼンボルグ公爵領世界の中心計画』発動よ!

 陰謀なんかより、大型船を作って大海へ、さらなる西の果てへと漕ぎ出しましょう!
 目指せ、未発見の新大陸!
 ゼンボルグ公爵領を豊かな領地に、世界の中心にしてみせようじゃない!

(注:海洋貿易を主眼にした領地経営、魔道具開発が話のメインです。恋愛要素はおまけ程度で、当分はヒロインも攻略対象も登場しません)

 カクヨム様でも投稿しています。

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