【連載版】私のものが欲しかったんでしょう? だから全部、あげますわ

「僕のシェリルリリーをいじめるな!」

――公爵令嬢ヴィオラマリーは、妹シェリルリリーの婚約者であるグゾル王子から、いつも責められていた。ヴィオラマリーは何もしていないのに、シェリルリリーが「お姉様ったら酷いの」と言いふらして彼女を悪女に仕立て上げているからだ。

血の繋がった家族だからと、ずっと我慢してきたヴィオラマリー。だがあるとき、妹や両親は改心することなくこの先も暴虐を続けるのだろうと思い知る。

ヴィオラマリーは我慢することをやめ、今まで自分を虐げてきた家族と王家に復讐すると決めた。

妹こそが「奇跡の子」と言われているが、実は本当に奇跡の力を持っているのはヴィオラマリーだ。彼女はその力を使って逃亡し、隣国の王子と出会う――

※序盤に主人公への暴力描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
※短編の続きは7話からの予定です。

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