伯爵家の長女アリスは、婚約者と出かけた帰りに倒れている汚れた老婆を見つける。知らぬ顔はできずに老婆を介抱し家に連れ帰り、食事をさせた。
老婆は「あなたには女神シルヴァーナの気まぐれがまとわりついている。あなたの不運続きはそのせいだ」と言う。そして親切にしてくれたお礼にと水晶玉の付いたペンダントを置いて姿を消す。
その日、透明だったペンダントの水晶玉の中にとある物が見えて……。
人生にこれといった希望を持たず親の価値観、貴族の常識に自ら縛られて生きていた優等生のアリスは、老婆に貰ったペンダントをきっかけに自分のやりたいことに必死に取り組むようになる。
しかし活発に行動するようになっても不運はやってくる。ペンダントに助けられながら乗り越えるが……。
「女神シルヴァーナの気まぐれからほんとに逃げることができてる?なんだかトラブルが大きくなってない?」
アリスは愚痴りながらもトラブルに立ち向かう。
覇気のない大人しい貴族令嬢だったアリスが、ペンダントを手にしたことをきっかけに自分のやりたいことのために全力投球する女性へと変わっていく。
ペンダント!
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