女嫌いの王子殿下と、男装令嬢の私が婚約をする事になりそうな件

「————なあ、リンファ。ちょいと頼まれてくれるか」

事の始まりは、女嫌いであるとして有名な王子、シグアのその一言であった。
リンドブルグ王国の第二王子にあたるシグアは、とあるご令嬢から婚約を望む熱烈なアプローチを受けていた。
しかし、当の本人は大の女嫌い。

そんな彼は、なにを思ってか。
己の従者であるリンファ・メロジアに女装をさせ、想い人がいるからとその申し出を断ろうと試みる事に。

だが、彼は知らない。
実はリンファが男装をした令嬢であり、訳あって性別を偽ってシグアの従者を務めていた事を。

これは、本当の性別を偽って従者を務める男装令嬢のリンファと〝ど〟がつくほどの女嫌いなシグアによる物語。

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