悪役令嬢はすべてをブチ壊すと決めました

著者:八十八

愛想がなく思ったことをすぐ口に出す私は、いつの間にか学園内で悪役令嬢と呼ばれていた。なにか悪事を働いたわけじゃない。みんな私のことが嫌いなだけだ。そして私もみんなのことが嫌い。貴族社会も、しきたりも、学園も、家族も、婚約者も、みんな嫌いだ。
だけど今日、私は珍しく嫌いじゃないモノを見つけたの。子猫みたいにプルプル震えるかわいらしい弱虫令息だ。名前はジークと言うらしい。割と気が合いそうだし、どうせなら彼と一緒にすべてをブチ壊してやろうかしら。 
まずは退屈なパーティーをブチ壊すついでに、最低最悪な私の婚約者を懲らしめてやるわ。とっても面白そうだと思わない?

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