【番外編追加しました!】
男爵令嬢マリア=マティーニは、リカルド=リキュール伯爵と1年限りの契約結婚をした。
リキュール伯爵家は、聖女の血を引き、強い治癒魔法の使い手を輩出してきた、国を代表する名家である。
しかし、戦に病に事故により、その残り人数、なんと二人。
内訳は、妻に浮気&出奔されて女性が苦手になったリキュール伯爵と、その娘リーディア6歳。
リキュール伯爵家の人数を増やしたい王家は、次々に伯爵に対してハニートラップをしかけた。
その結果、ノイローゼになってしまったリキュール伯爵。
そんな彼を助けるため、男爵令嬢のマリアは一肌脱いだのだ。
(たった一年のことだしね!)
そうしてリキュール伯爵家で過ごす日々の中、女性嫌いだったはずのリキュール伯爵の心境に変化が生まれてくる。
娘のリーディアも、大好きな契約ママを逃がさないために、何かを画策しているようで……?
そんな二人の気も知らず、楽しい契約結婚生活に満足しているマリア。
そして、幸せ家族3人の館に、黒い影が忍び寄る……。
レビュー