田舎娘の菊花は、新しい皇帝である蛇香帝の新たな後宮の花候補として、宦官の登月に見出された。
集められた女子たちは、これから女大学と呼ばれる学問所で、宮女に相応しい教育を施されるらしい。
学のない菊花は、タダで勉強が出来ると喜んだ。そんなこと、貴族の娘しか出来ないことだから。
だが、そんな虫のいい話なんてなかったのだ!
新しい環境に慣れてきた頃、菊花は呼ばれた。
宦官は言った。「これは仕方のないことで、決してお前が選ばれたわけではない」と。
よく分からないながら案内された部屋にいたのは、今にも死にそうな顔色の男の人で──。
白蛇獣人の皇帝陛下と、その番である少女の恋物語。
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※『アルファポリス』様でも掲載中です。
※この作品における『宮女』とは、妃のことです。女官ではないので、あしからず。
レビュー