さっきの手紙のご用事なぁに

著者:こう

すべては仲の悪い両家に、王家が介入したことから始まった。
ウィットヒェイト侯爵家とズワルトヒェイト侯爵家は、元々一つの公爵家だった。大昔にもうよくわからない理由で分裂した両家の仲を改善するため、王命が下される。『お前ら結婚しろ』と…。
内乱を起こしたいのか?
王家の命令を受け入れたフィロメナ・ウィットヒェイト侯爵令嬢。宿敵だが王命だ。歩み寄ろうと婚約者のヒルベルト・ズワルトヒェイト侯爵令息に手紙を出すことからはじめた彼女だが、返信は一向に届かない。不満と悲しさを抱えていた彼女だが実は、届いた手紙が周囲によって焼却されていると気付き…!?「手紙の内容はなんだったの!?」大慌てのフィロメナは手紙を書く。『先程の手紙のご用件は?』気まずい気持ちで送った手紙。しかしどうやらヒルベルトの方でも問題が起きているらしく…?
五話程度で終わる予定のお話です。勢いで書いた。

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