せんの小説一覧

小説家になろう

灰かぶりの妖精姫

エマは父と母に会いたかった。よく頑張ったね、と頭を撫でてほしい。頬にキスをして抱きしめてほしい。おはようとおやすみを言いたい、言われたい。家族と話をしながら食事をしたい。窓を開けると満天の星空がエマの視界いっぱいに広がる。屋根裏部屋で良かったことと言えば天国にいる父と母に近いことだ。 ──ドアマット....
著者 : せん
小説家になろう

綿菓子ちゃんは可愛いと言われたい

「彼女は、ただの同級生だよ」 ふいっと目を逸らしながらの言葉を信じる婚約者がどれほどいるだろうか?少なくともプリシラは信じることができない。 ──浮気した婚約者にブチ切れする綿菓子ちゃんのお話。....
著者 : せん
小説家になろう

ハロー、私のゼラニウム

時が経てば許せるかも知れません。でも許せないかも知れません。どちらにせよ、時が経たねば分からないことです。──魅了の呪いが解けた彼と婚約解消したフランチェスカの話。※『さよなら、私のブルースター』のその後。....
著者 : せん
小説家になろう

さよなら、私のブルースター

フランチェスカ、申し訳なかった。すまない。顔を見せて欲しい。それが無理ならせめて声を聞かせてくれないか。頼む。お願いだ。一言でいいんだ。どうか、許して欲しい。 ──魅了の呪いが解けた後の、許せないし誓えないお話。....
著者 : せん
小説家になろう

転生先が現代日本人ってふざけんなっ! って思ったけどそれが普通だし案外充実してる

平凡な男、佐竹社《サタケヤシロ》は元上司の恨みで刺されて死に、女神に出会い異世界転移の機会を得る。 しかし、ヤシロは「生きる気力がない。ゆっくりさせてください」とそれを断る。 返答に唖然とする女神はノルマを果たすべく、ヤシロを強制的に転生させた。 ……現代日本人に! 転生したヤシロは前世の知識を....
著者 : せん