グレーな彼女と僕のブルー

 ある日不運にも火事で家を失った坂下恭介。母の姉である叔母の計らいで、一時的に居候を余儀なくされるのだが、叔母の家にはひとつ年上の苦手な従姉弟、赤城紗里が住んでいる。

 憂鬱に支配されながらも、極力関わらずに居候生活を終えようと思うのだが、ふとした瞬間に取る紗里の不可解な行動とその結果が気になり始めてしまう。

 ミステリアスな紗里に翻弄されながら、彼女の秘密に触れて恭介の心情が大きく変化していく。

 どこか不思議でしんみりとする青春ラブストーリー。

レビュー