アンタがモテだしたのは私のおかげなんだからねっ! ~従姉のお姉さんのレクチャーのおかげでモテ始めたら、なぜかお姉さんの様子がちょっとおかしい~

著者:波瀾 紡

コミュニケーションが苦手で非リアの俺には、学校イチの美人でリア充ばりばりな一歳上の従姉<いとこ>がいる。そのお姉さんとは、子供のころから実の姉弟のように育ってきた。だから今でもお姉さんは俺を弟のように思って子ども扱いする。
ある日俺が「彼女が欲しい!」って叫んでたら、お姉さんがモテるためのレクチャーをしてくれると言い出した。
「題して。『あまりにモテなくてかわいそうな弟を優しいお姉さんが少しはモテるようにしてあげるよ大作戦』!」
「ながっ! それにダサっ!」
そんなことホントにできるのかよ?
不安になる俺に、お姉さんはあれやこれやと課題を与える。
夏休み中にトレーニングして、夏休み明けにはリア充になるんだ!
二学期中に彼女を作るんだ!
そう決意する俺。
だけどまあやっぱりなんやかんやあるんだよなこれが。
そして迎えた二学期。
なんと俺は……実際にクラスでモテ始めた。
この成果に、きっとお姉さんは喜んでくれるはずだ。
だけど……なんだかお姉さんの様子がちょっとおかしい。
今までずっと俺を子ども扱いして偉そぶってた従姉のお姉さんが、なんで俺の前でぽっと頬を赤らめたりモジモジしてるんだ!?
まあ、そんなお話です。
※タイトルは脳死ラブコメっぽいですが、中身は割と青春ラブコメもしてます。
※いきなりタイトルのような状態になるわけではないです…続きを読む

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