石原悠乃は都内の大学に通う2年生。悠々自適なひとり暮らし生活を過ごしていたけど、春休み中、4歳年下の幼馴染・松江伊吹が「(ガチの)婚姻届」・「はるにいとけっこんするとどけ」の2枚を持って隣の部屋に引っ越してきた。伊吹が言うには、「今年で結婚できる年齢になったので、幼稚園のときにした約束通り、私と結婚してください」とのことらしいのだけど、いやいやまさか、本気でその約束守りにくるとは思わないし、だいいち僕まだ大学生だし、伊吹に至っては高校生だし──
僕が地元を出た1年の間で、色々料理とか掃除とかできるようになって、あとなんか夜のほにゃららも勉強してきたとか言っているし、おまけに伊吹の登場で月1で一緒に飲む(僕はジュースだったけど)くらいの仲だったはずの3年の先輩・胡麻稲穂さんまでちょっと様子がおかしくなるし……。
普通だったはずの僕の学生生活、これからどうなってしまうのやら……。…続きを読む
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