冒険者王

著者:鏡銀鉢

 少年アルベルトは、大陸中の王族の子供が集まる王族学院で、クラスメイトから馬鹿にされる日々を送っていた。
 理由は分家の子で、しかも、王族の証である特殊能力、スキルも意味不明なモノだったからだ。
 だが、大陸中の国々を束ねる帝国の皇帝が死んだことで、アルベルトの運命は大きく動き出す。
 
 3年後。
 皇帝の死で、大陸が戦国乱世と化した中、アルベルトは領民たちを救うべく、冒険者になっていた。
 領民に慕われるアルベルトを邪魔に思った本家の王子は、アルベルトの領地に侵攻してくる。
 だが、アルベルトにはメンバー全員がスキル持ちの最強冒険者軍団、レギオンがついていた。
 アルベルトは隠していたが、彼のスキルは、常人にスキルを与えるというトンデモないものだったのだ。
 王族学院でアルベルトのことを散々いじめた本家の王子は、アルベルトに全てを奪われ滅ぼされ、王位を簒奪されることになるのだった。
※※ 著者紹介 ※※
 鏡銀鉢(かがみ・ぎんぱち)
 2012年、『地球唯一の男』で第8回MF文庫Jライトノベル新人賞にて佳作を受賞、同作を『忘却の軍神と装甲戦姫』と改題しデビュー。
 他の著作に、『独立学園国家の召喚術科生』『俺たちは空気が読めない』『平社員は大金が欲しい』『無双で無敵の規格外魔法使い』がある。…続きを読む

レビュー