中古と噂の狛江さんが俺の世話を甲斐甲斐しく焼いてくる件

著者:夜依

 狛江琴音(こまえことね)とは、お金を払えばそういったことが出来る、といった噂はこの学校では有名らしい。まあ、俺は知らなかったんだけど――
 ある日の放課後、忘れた課題を教室に取りに来た片倉樹(かたくらいつき)は、何人かの男子に囲まれ襲われそうになっている狛江琴音を助けた。
 彼女は、なんと隣の部屋に住んでいて、助けてくれたお礼に、と割引シールが貼られた総菜がエネルギー源の生活力皆無な樹の世話を焼こうとしだす。断り切れず、仕方なく受け入れただけだったのにいつの間にか近づいていく二人の距離感。
 噂の彼女と日陰の彼の半同棲ラブ・コメディここに開幕。

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