疎遠になった幼馴染が、僕の許嫁になっていた件。

著者:結菜

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 昔、僕──相原悠翔には恋人と呼べる存在がいた。それなりにいい関係を築いて、それなりにドキドキして、それなりに恋人らしいこともして……けれどそれは、一瞬にして決壊した。
 僕はそれから『恋愛恐怖症』となり、もう二度と恋をすることが出来ない身体になってしまった。
 だがそんな僕の前にかつての恋人──篠原美夕がこの街に帰ってきたのだ。しかし、もう二度と恋をすることも……二度と惚れることもないと思っていた……。
「い、一緒に行こ……?」
「……はっ?」
 かつての出来事が無かったように接してくる彼女に動揺しまくりの毎日。僕は二度と恋はしない──そう誓ったはずなのに……かつての君を思い出して、惹かれてしまうのはどうしてなんだ。
これは、彼を一途に思い続ける彼女と二度と恋が出来ない彼の大学生ラブコメ物語。…続きを読む

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