ギルドマスターをやっていた整備士だが、ギルドを乗っ取られて追放されてしまったので、また一から作ろうと思う。 ~しかしアイツら、ちゃんと武器の整備できるのか?~

 整備士のロルフは、ギルドメンバーが十分な力を発揮できるよう、武器を適切に整備してサポートしていた。
 その影響は絶大で、移籍してきたパーティーたちはみるみるランクを上げ、ギルド全体の業績も上がる一方だった。
 しかしある日、それが『自分だけの力で、整備など必要ない』と考えた者たちにより、ロルフはギルドを追放されてしまう。
 やることも無く呆然としていた彼が出会ったのは、無能の烙印を押され、ギルドから追放された、エルフの少女だった。
「えっ、えぇっ!何これ、体が軽い……っ!」
 武器を整備しただけで、驚くべき才能を発揮する彼女に、ロルフはもう一度、ギルドを立ち上げることを決意する―—。
 一方で、最強の整備士を失い、武器の整備をやめてしまったギルドは、徐々にその勢いを失い始める……。
※「小説家になろう」様でも掲載させていただいております。…続きを読む

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