すれ違いの小説一覧

小説家になろう

「婚約破棄して欲しい」と言われましても、私は貴方のことを知らないのですが!

「カトレア、婚約を破棄させてほしい」 伯爵令嬢であるカトレアの部屋に突然押しかけてきたのは、栗色の髪をしたルイスと名乗る侯爵家の次男。どうやら、“好きな人”とやらに婚約破棄してくれと頼まれたらしい。 カトレアは、興味なさげにその言葉を聞き流す。それよりも―――。 「―――失礼ですが、どなたです....
著者 : 甘夏 みみ子
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「君を愛することはない」と言われるはずだった

とある伯爵令嬢が、見知らぬ公爵令息から突然の婚約を希う手紙を受け取った。これはまさに流行りの小説の「君を愛することはない」の展開になるに違いない。伯爵令嬢はそう思い込んで、その結婚に挑もうと突き進んでいくのだが……。 スナック感覚で書いたテンプレート通りのお話です。同じくスナック感覚でお楽しみくだ....
著者 : 小林蕪
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【短編】旦那様、2年後に消えますので、その日まで恩返しをさせてください

「二年後には消えますので、ベネディック様。どうかその日まで、いつかの恩返しをさせてください」 「恩? 私と君は初対面だったはず」 「そうかもしれませんが、そうではないのかもしれません」 「意味がわからない──が、これでアルフの、弟の奇病も治るのならいいだろう」 奇病を癒すため魔法都市、最後の薬師フ....
著者 : あさぎかな@電子書籍化、コミカライズ連載中
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愛する夫に魔力を移植して身を引きます

公爵夫人ジュリエッタはある日、〝前世の記憶〟を夢で見た。 そして自身が前世で読んだ小説に登場する〝悪妻ジュリエッタ〟に転生していたことを知る。 小説の主人公はジュリエッタの愛する夫レアンドロ・オルビアン公爵。 彼は幼少期から自らが持つ強大な氷の魔力により命の危険に晒されており、氷の魔力を中和できる唯....
著者 : sasasa
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わたしにだけ見える不思議な数字はどうやら、好感度ではないようです

その日、アーヴァイン伯爵家の令嬢、アリシアが18歳の誕生日を迎えた。彼女だけのための誕生日パーティーで、一番来て欲しい、婚約者だけがその場にいなかった。愛されていないのか、と不安になるなか、アリシアは不思議な指輪を魔法使いと名乗る女性からもらった。その指輪を身につけると、婚約者の頭上に現れたのは、 ....
著者 : 御凪七三ア
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【短編】最愛の婚約者の邪魔にしかならないので、過去ごと捨てることにしました

「ディアンナ、ごめん。本当に!」 「……しょうがないですわ。アルフレッド様は神獣様に選ばれた世話役。あの方の機嫌を損ねてはいけないのでしょう? 行って差し上げて」 「ごめん、愛しているよ」  婚約者のアルフレッド様は侯爵家次男として、本来ならディアンナ・アルドリッジ子爵家の婿入りをして、幸福な家庭....
著者 : あさぎかな@電子書籍化、コミカライズ連載中
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身代わりで嫁いだお相手は女嫌いの商人貴族でした

「ならば、帰って伝えろ。わたしが欲しいのはお前ではない。お前の姉だと」 アメリアはヒルシュ子爵令嬢で、双子の妹だ。「双子が生まれれば片方は殺す」という習わしがあったもの、占い師のアドバイスにより、離れに軟禁状態で飼い殺しにされていた。 そんな折、姉のカミラがバルツァー侯爵であるアウグストから求婚をさ....
著者 : 今泉 香耶
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彼を幸せにする十の方法

貴族令嬢のフィリアには婚約者がいる。 フィリアが望んで結ばれた婚約、その相手であるキリアンはいつだって冷静だ。 婚約者としての義務は果たしてくれるし常に彼女を尊重してくれる。 しかし、フィリアが望まなければキリアンは動かない。 婚約したのだからいつかは心を開いてくれて、距離も縮まる――そう信じていた....
著者 : 玉響なつめ
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ドアマット令嬢は創作に忙しい

 小説を書くことが趣味のロレッタ・カルヴァート子爵令嬢は、義母や義妹からいびられる毎日を送っていた。自分の境遇をモデルにしたストーリーを思い立ったロレッタは小説を書き始めるが、その下書きを誤って婚約者であるクリス・ロクスリー伯爵令息への手紙に紛れ込ませてしまう。  それを読んだクリスは小説の主人公....
著者 : 藍田ひびき
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陽だまりに手を引く

シーリア・アーデンは凡庸な伯爵令嬢だった。 それなのに10歳の時に結ばれたのはこの国の王子様との婚約で、王位継承権2位の彼は恐ろしいほどの美貌を持つ、稀代の天才。 生来の能天気とお互い本が好きだったことから人嫌いの王子とも案外楽しく過ごすが、ある日、終わりが訪れる。 学園の新入生、男爵家の令嬢が、次....
著者 : 真昼