小説家になろう 私をときめかせてくれたら、付き合ってあげる 振られる気満々で、俺は高嶺の花――と呼ぶには少し性格にトゲの多い、同じクラスの時雨瑞姫さんに告白をした。 にこやかに微笑んで、彼女は言う。 「それじゃあ、私をときめかせてくれたら、付き合ってあげる」 「…………は?」 とりあえず頑張ってみたものの、俺は口説くのが絶望的に下手であった。なのに時雨さ.... 著者 : 藤崎珠里 2022.01.08 小説家になろう