小説家になろう 私が男爵令嬢をイジメているという理由で婚約破棄宣言したものの、徐々に「あれ、これ、男爵令嬢に騙されたんじゃね?」となったけど今更後に引けなくなってる王太子殿下哀れだわ 「ジュリア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」 「……!」 煌びやかな夜会の最中、私の婚約者であり、我が国の王太子殿下でもあらせられるダリル殿下が、唐突にそう宣言した。 ……やれやれ。 「どういうことでしょうか殿下? 私たちの婚約は、国が決めた重要な政略結婚です。殿下の一存でそう簡単に.... 著者 : 間咲正樹 2023.03.23 小説家になろう