ドゥシー家の令嬢たちの小説一覧

小説家になろう

悪評令息はアップルパイ令嬢と婚約できるのか?

きらびやかな夜会への入り口前で、マリウスはかつての黒歴史を口にする。 「身持ちの悪い男爵令嬢にうつつを抜かし、当時の王太子殿下の乱心を止められず、あろうことか他の令息と一緒になって元婚約者を公の場で婚約破棄し、その名を辱めたからです」 婚約破棄ざまぁが終わって数年。 ヨワヨワ胃袋を所持し、かつて....
著者 : 黒須 夜雨子
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林檎令嬢と迷子の竜モドキ

「美味しそうな匂いがする」 そう言いながらルネが林檎のお菓子を焼いていた工房に入ってきたのは、抱えることができるくらいの大きさしかない、見た目だけならば竜だった。 ....
著者 : 黒須 夜雨子
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暴食令嬢はお菓子職人を逃がさない

「お前が大きくなったら、ジョゼのお菓子を一杯作るのよ」 キラキラと薄い菫色の瞳を輝かせ、暴君のように言い放ったのはデビュタントだってまだまだ先の幼い少女。 それが菓子職人の息子であった13歳の俺と、6歳になったばかりのジョゼットお嬢様との出会いだった。 ....
著者 : 黒須 夜雨子
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お菓子が好きな令嬢と、王子様でなくなる1番目の王子様

ニコルは王族の血をほんの少しだけひいた令嬢である。 とはいっても王位継承権なんて遥か彼方の雲の上。 だから夜会はデザート目的でしかないのだが……....
著者 : 黒須 夜雨子
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私の11番目の王子様

「ナタリー、王子様をもらったよ」 どことなく上機嫌な父に連れられてきた王子様は、妖精とか精霊なんじゃないかと思うくらい綺麗な子どもだった。 ....
著者 : 黒須 夜雨子