小説家になろう 適材適所だとしても、嫌われ役の分担はご遠慮いたします マルグリット・モートン伯爵令嬢は、子供の頃からやけに神経質な人間だった。 気付いた事に怒りを見せた事は無くとも、その気付きは、使用人を不安にさせ、招待主に気まずさをもたらし、本人を居心地の悪い思いに追い込んだ。 婚約者は学園に入学するまでは、マルグリットを気が利くと言っていたはずだったが、学園では彼.... 著者 : 紀伊章(kii) 2023.09.06 小説家になろう