反撃の小説一覧

小説家になろう

婚約破棄はいいですが、あなた学院に届け出てる仕事と違いませんか?

侯爵令嬢オリヴィア・マルティネスの現在の状況を端的に表すならば、絶体絶命と言える。何故なら今は王立学院卒業式の記念パーティの真っ最中。華々しいこの催しの中で、婚約者のシェルドン第三王子殿下に婚約破棄と断罪を言い渡されているからだ。 パン屋で働く苦学生・平民のミナを隣において、シェルドン殿下と側近候補....
著者 : 来住野つかさ
小説家になろう

婚約破棄されてお気の毒? 貧乏草令嬢は『真実の愛』を仕留めて勝ち逃げしますわ!

オーブリーはおしゃれより読書好き、薬作りや土いじりに癒やしを感じる伯爵令嬢。家族そろって領地に籠もって研究に勤しんでいる田舎貴族だ。そのせいかついたあだ名が『貧乏草令嬢』。家でハルジオンを育てているのは理由があるのに······。そんな彼女ももうすぐ学院卒業。そうしたらすぐに2歳上の婚約者ケネスと結....
著者 : 来住野つかさ
小説家になろう

たしかに私は『聞き上手令嬢』ですが、何でも言うことを聞くだなんて誤解ですわよ?

シンシアは静かに怒っていた。目の前の男が、『自分と婚約した暁には浮気を了承し、婚姻後、伯爵家の仕事は全て君に任せたい』などとふざけたことを言ってきたからだ。たしかに私は『聞き上手令嬢』と呼ばれ、人の話をよく聞きますが、何でも言うことを聞くとは言ってませんけど? 反論しようにも、先に話すのは僕だ、と言....
著者 : 来住野つかさ
小説家になろう

殿下。その罪の重さを教えてくださいませ。

王子の婚約者でありながら悪役令嬢として振舞う女性。だがしかし悪役令嬢は王子の誕生パーティーでその罪を問われることになる。 そんな戯曲の一節のような場面。 でもちょっと待ってほしい。その悪役令嬢はいったいどんな罪を犯したというのか。 その罰に婚約破棄を宣告された挙句、辺境の修道院送りにされなければいけ....
著者 : たてみん