小説家になろう 義理の妹と二人で初詣に出掛けたら 「お兄ちゃん」 「ん? ――!」 おもむろに俺の部屋に入って来た祐実(ゆみ)を見て、思わず息を吞んだ。 祐実は青を基調にした花柄の振袖を着ており、普段は下ろしている髪をアップにしていたのだ。 艶めかしいうなじが覗き、得も言われぬ背徳感がよぎる。 「どうしたんだよその格好」 「……お兄ちゃん.... 著者 : 間咲正樹 2023.01.06 小説家になろう