恋愛物の小説一覧

小説家になろう

至らぬ妻なので国へ帰らせて頂きますと、辺境伯夫人は突然ドレスの裾を翻し、客人達の前から消え去った。残された者達の終幕は……

 二年に及ぶ世界大戦がようやく終了した。  そして久し振りに開かれた辺境伯のパーティーの中盤で、主催者の妻が、夫と招待客達に向かってこう言った。   「皆様にはこれまで色々とご迷惑をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げます。  至らぬ妻で誠に申し訳ありませんでした。今日この時をもって私は身を引....
著者 : 悠木 源基
小説家になろう

空飛ぶ殿下

 公爵家令嬢であるベティは、綿毛のようなふわふわ金髪に明るく澄んだライトブルーの瞳。そして雪のように白い肌に、健康そうな淡いピンク色の頬には小さな愛らしいエクボがある、誰からも愛されている少女である。  彼女と交際したがる者が多過ぎて困り果てた公爵は、集団見合いパーティーを開いた。その席で、どんな男....
著者 : 悠木 源基
小説家になろう

箱入り男爵令嬢ですが、それが何か問題ですか?

生まれてから一度も自分の領地から出た事のない男爵令嬢。王都の王立学園に入っている婚約者から、最終学園の一年だけでも共に学園生活を送って、卒業パーティーで一緒にダンスを踊りたいといわれる。愛する婚約者の為に特待生として編入するが、そこで彼女を待ち受けていたのは、婚約者との仲を引き裂こうとするご令嬢達の....
著者 : 悠木 源基