小説家になろう やっと終わる。 政略結婚を目的とした婚約者の目が自分に向いていない事に気づいていた。出会った時から嫌われている事も理解していた。それでも王命だから、結婚出来る事を夢見ていた。 嫌われているのは解っていても、彼を好きだった。 目も合わせず、相槌一つ無く、プレゼント一つ貰ったことが無い。それでも彼女は彼が好きだった。 .... 著者 : 夏月 海桜 2020.05.20 小説家になろう