小説家になろう さよならは、優雅に微笑んで 「婚約を破棄させてもらう!」 卒業を祝う式典の場で宣言した彼、その腕に取り縋るのは可憐な少女。 嫉妬して彼女を虐げたお前が悪い、証拠もある、と彼は言うけど、 「どうして私が嫉妬など?」 口裏を合わせて吊し上げなんて馬鹿らしい。 ――婚約なんてすでに解消されているというのに。 * 一度は書.... 著者 : 茅未つき 2021.04.14 小説家になろう