小説家になろう 愛し子は、森に捨てた。 「愛し子を森に捨てたから、妖精たちが怒っているのだ」 妖精の森を抱くルスリエース王国では、深刻な事態に皆が頭を悩ませ、そのような噂がまことしやかに流れつつあった。 森を彩る実が消え、森に入って行方知れずになる者が続出した。なにより、一年を通してからりと晴れの日が続く温暖な気候の国であるのに、雨が.... 著者 : 三條 凛花 2021.07.14 小説家になろう