帝国の軍務大臣が、バレリーナ姿で死んでしまって、我々はとっても迷惑しています!

西暦1907年ドイツ帝国の重鎮たる軍務大臣が、本格的なバレリーナ姿で変死するという——とっても悲しい事件が起きてしまった。( 一応史実 )

親衛隊の高官マインシュタイン中佐は、後輩で皇宮警察の幹部・ヘップナー少佐のチームへ、事件の真相を調査するよう依頼してきたのだった。

稀代の美貌を誇りながら、女好きでちょっぴりクズのヘップナーを筆頭に、彼の副官で実はポンコツ大公令嬢カルラ中尉、美少女姿でありながら実の正体は——百年を生きる魔女のヘルミーナ中尉。
そして、人外でありながらチームで一番まともな使い魔・クラリッサ少尉らは、安定のヘッポコぶりを発揮して、グダグダ大ピンチの連続に……。

イギリスを代表するエージェントで、後にジェームズ・ボンドのモデルとなったシドニー・ライリー中尉、更に大日本帝国の隠し玉・明石元二郎大佐、はたまたサイコパスメイドやらも登場して、誰が敵か味方なのか、はたまた犯人なのか。騙し合いの奇天烈ストーリーです。

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