遊女の戯れは血ぬれのバレンタイン~命を溶かす口溶けのチョコレート~

時は明治初期。
神崎南斗(かんざきみなと)は反新政府軍の連中を引き連れ、吉原遊郭へと赴いていた。
現在の楼主は渡米してきた異人であり、2月14日の今日。遊郭を無料で解放し、更に遊女からチョコレートなる菓子が渡される風習があるらしいと彼らを誘ったのだ。
その誘い文句に誘われ、男たちが出向いたその妓楼で遊女たちから与えられたチョコレートは大層美味なものであったが、事はそれだけで済まなかった。
神崎南斗が彼らをその妓楼に誘ったのには、また別の大きな目的があったのだ。
妓楼で繰り広げられる恐ろしくも甘く切ない、恋の物語。
どうぞご覧あれ。

「サキュバス魔女王が俺を殺しにやってきます」スピンオフ
玲奈➝麗那 ミナト➝南斗に変換

本作を知っているとより楽しめるかと思いますが、知らなくても楽しめる短編です。

レビュー