棘のない薔薇

自分を貫くことが難しいこの国で、私達は個性を殺されてしまう。
坂田陽奈もそのうちの一人だった。学生時代は尖っていたのに、いつの間にか「出る杭は打たれる」に従って丸くなっていたのだ。
しかし異端と呼ばれたある人との出会いによって徐々に自分らしさを取り戻してゆく。

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