ホームレスでしたが、このたび結婚いたしました。

「じゃあとりあえず、キスしてみる?」

ワケありでホームレスをしていたわたし、七瀬りん子(ななせりんこ)27歳。
成り行き上、なぜかイケメン社長と結婚することに。
そこに愛はなかった……はず、なのに?

「そろそろくれてもいいんじゃない? きみの心と……身体」

そんな大切なもの、そんなに簡単にあげられませんよ、社長!?

「社長……はちみつの味がします」
「社長じゃないでしょ?」
「え?」
「ベッドでは、名前で呼んで? りん子」

甘い甘い、恋物語。

① 幼馴染にバージンを奪われたと思い込み、幼馴染のいる地元から逃げてきたりん子は、働き先も見つからず、ホームレスになっていた。そこへ大企業の社長があらわれ、「なんでもする?」と聞かれ、就職先のことかと勘違いしたりん子が「なんでもします!」と返事をし、そのまま婚姻届を出されてしまう。事実上、社長である椛と結婚したことになり、新婚生活を送ることになる。また、椛はりん子を自分の秘書のひとりに加える。
② 翌日から秘書として椛の会社に行ったりん子は、そこで、幼馴染が椛の秘書になっていることを知る。(椛の秘書はりん子を含めてふたりということになります)幼馴染に「社長がおまえがバージンじゃないって知ったらどうするんだろうな」とかいろいろイジメられながら、そして椛に溺愛スキンシップをされながら、りん子は仕事をこなし、新婚生活を送っていく。
③ りん子はずっと前に好きだった大学の先生のことを時々思い出し、そのことも椛に感づかれて溺愛スキンシップ(嫉妬含み)もされてしまう。幼馴染に「バージンじゃないと知られたくなかったら言うとおりにしろ」と脅され、裸の絵を描かれる。後日幼馴染がその絵を椛とりん子の前に出してみせ、「俺たちはこんな関係です」と言っても、椛はあっさり嘘を見抜き、絵を没収。幼馴染はりん子のことが好きだからこんなことをしていたのだが、それも幼馴染はやっとりん子に告白。

それからいろいろあります?

※乙女チック原作コンテスト参加作品です。
読者さまのペースでお楽しみください??

レビュー