不死の勇者ソラ

「所詮は王の傀儡か。不死の勇者よ」

魔王フォボスはその一言を残し、この世から消え去った。
これで世界は平和になると信じた不死の勇者ソラだったが
ニーピア国王の策略によって邪魔者として封印されてしまう。

――それから15年の月日が流れた。

封印から解放されたソラの前に立っていたのは
ニーピア王国の王女のミーファだった。
魔王を倒したことで世界の状況は変化し、領土問題が発生。

「あなたの所為でこんなことになってるのよ!」

追われる身になってまで不死の勇者の封印を解いたミーファ。
世界のバランスが魔王を倒したことによって崩れてしまった。
その責任を問われるソラは、新しい魔王シドに招かれ魔法帝国へ。

「ようこそ、不死の勇者ソラ。ミーファ姫」

待っていたのは新しい魔王シドと護衛のレイン。
不死の勇者ソラは魔王シドに目的を問いただす。
しかし、その口から放たれた言葉は意外なものだった。

『人間と魔族が共に暮らす差別のない世界の実現』

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