ある日、幼馴染の『アンネリーゼ』の左の耳に、いつのまにかピアスが光っていることに気がついた。
ハーフゆえの美しい銀髪の下、彼女の瞳と同じ瑠璃色のピアスに、どうにも惹かれてしまう。
いつからつけていたのだろうか?
そんなことを気にしていたら、彼女の友人に「誰かからのプレゼント」であることと、そして彼女が「相手は知らないが、誰かに恋をしている」という情報を聞かされ、ショックを受けた。
さらに、友人に話を聞かされてようやく自分がアンネリーゼに恋をしていたことを知る。
「……俺、リーゼのこと、好きかもしれない」
「えー、うっそー、自覚してなかったんだ」
でも、どう考えても俺の恋は始まる前から終わっていた。
そんな状態から始まる、両片想いのハッピーエンドな話。
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