昭和38年 ~令和最新型のアラフォーが混迷の昭和にタイムスリップしたら~【なろう版】

レビュー(1件)

 気がつくと男は見知らぬ街にいた。
 東京なのは間違いないのだが、どうも景色がおかしい。
 木造やらバラックやら、高いビルもないし空が広い。
 道路を走っているのは、クラシックカーばかり。
 近くの店で新聞を見ると――日付はなんと昭和38年。
 財布の中の金は使えない、着の身着のまま。
 カバンの中は、ネットにつながるはずがないスマホだけ。
 衣食住、すべてをなくした時間渡航者のオッサンは生き延びることができるのか。

 某所に投稿した作品を全年齢用+R15に構成し直したものです。

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レビュー

  1. なあこ より:

    主人公の篠原は、シベリア上がりの祖父、篠原正一になりすまし、安アパートと町工場での仕事を手に入れると、隣室かつ同僚で、実家の反対を押し切り漫画家になるべく上京した八重樫という漫画家志望の青年と知り合い、未来の知識と記憶を流用したプロットに関するアドバイスをします。そして漫画原作者兼資産家として台頭するように……という話です!

    舞台が昭和なので、昭和ならではの描写が多くて楽しめます!