夫は私を愛してくれない〈修正版〉

※3年前に投稿したものを大幅に書き直しました。書き直すにあたって展開とキャラクターの性格も変更しております。

「今までお世話になりました」
「…ああ。ご苦労様」

彼はまるで長年勤めて退職する部下を労うかのように、妻である私にそう言った。いや、妻で“あった”私に。

二十数年間すれ違い続けた夫婦が別れを決めて、もう一度向き合う話。
♦︎途中、人の死を表現している箇所があります。残酷なものではありませんが、苦手な方はご遠慮下さい。

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