99回同じ婚約破棄を味わいましたがもう結構。

著者:てんつぶ

リリヤは全ての愛を捧げていた。彼のために地味な格好をし、背の高い自分を恥じて背中を丸めて過ごしていた。だがある日、愛していた男に「運命の恋を見つけたんだ」と婚約破棄を突きつけられた。
あまりの悲しみに泣き濡れて暮らすが、一週間経つとまた【婚約破棄の当日】へと時間が巻き戻った。そして何度も時間は巻き戻り、同じ一週間を何度も繰り返した。追いすがり、逃げ出して、それでも婚約者を愛し、辛いだけの毎日を繰り返すリリヤだったが99回目、全てを悟った。とうとう婚約者に愛想が尽きたのだ。
どうせまた巻き戻るなら――99回目は自分のために自由に生き、そして悪評を押しつけてきた彼らの主張を覆そう。そう思って行動し始めたリリヤが、巻き戻りで初めて出会う男に――?

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