おろかな人間様たちへ~S級テイマーに自爆させられたスケルトンの農夫は無敵の『大剣術師』として復活しました~

「ご苦労だった。スケルトン」
 モンスター農場の農夫として働くスケルトンは彼を『ぱぱ』と慕う狐耳の幼女フォックステイルのルア、キノコ竜ファンガスドラゴン、魔獣キマイラやカトブレパス、植物モンスターのマンドラゴラといったモンスターたちと平和に暮らしていた。
 だがある日、スケルトンは主人であるS級テイマー、アルベルトに農夫の役目を解かれ、ダンジョン攻略の道具として自爆させられる。
 木っ端微塵となったスケルトンだが、アルベルトとの契約解除をきっかけとして生前の『大剣術師』の力と記憶を取り戻して蘇る。
 逆にスケルトンが供給していた魔力が途絶えたアルベルトはS級テイマーとしての力を喪い、大量テイムされていた従魔達は暴走を始める。
 その一方、スケルトンと引き離され、錬金術研究所に送られたフォックステイルのルアは霊薬の材料として、生き血を抜かれ始めていた。
 地上へと舞い戻ったスケルトンは愛娘であるルアを救出、モンスター農場へ帰還する。
 娘ルアやモンスター達との平和な暮らしを望むスケルトンだが、おろかな人間達はルアを諦めず、モンスター農場に魔の手を伸ばす。
 魔王や大天使さえも恐れた『剣の災禍』を敵に回したとも気付かずに。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー