ある日突然、小さいオジ様が現れましたが、そのおかげで王子様と婚約しました!

ある朝起きると、小さいオジ様が自分のベッドにいた。この日から小さいオジ様と過ごす事になったコレット嬢は、小さいオジ様のおかげで、どんどん幸せになっていくお話。
ご都合主義てんこ盛りです。

ちっちゃいオジ様はそういうと項垂れた。

……

一体何を見ているんだろう?

うまく魔法が使えない私は魔法クラスの落ちこぼれ。
猛勉強して入ったはずなのに、勉強に身が入らない。
本当はもっと魔法の勉強をしないといけないのに勉強そっちのけで趣味の本ばかり読んでいる。

昨日は「ドラキュラ」という血を吸いたがる男性が出てくる本を読んでから、「ちっちゃいおっさん」という話を読んでいた。
異国の『都市伝説』というらしい。

こんな本ばかり読んでいる君はつまらない人間だね…なんて元婚約者から言われたのは忘れたい記憶。

幻覚…かな。
今、目の前にちっちゃいおっさん…というかオジ様がいる。
幻覚…
幻覚を見るのは魔法使いとしての魔力枯渇の寸前だと言われている…。

まだ私は16歳。魔力枯渇だなんて信じたくない!

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