性悪な姉を追い出した報いが、倍になって返ってきました

 伯爵令嬢ジュリエットはある日、腹違いの姉ステイシーと自身の婚約者であるビルが逢引きをしている現場を目撃する。自身の悲劇は全て姉のせいであると考えたジュリエットはステイシーに罵声を浴びせ、自分の人生から消えるよう迫る。
 そうして迎えた五年後、ビルと結婚しても相変わらず悲劇的な人生を送るジュリエットは、隣国の国王即位に伴うパレードを見に出かける。なんでも新しい隣国の国王はジュリエットの国への留学歴があり、妃ともその時に知り合ったらしい。
 二人の乗った馬車が通りかかろうというその時、ジュリエットは観衆たちに押され、車道へ飛び出してしまう。不敬だと警備の騎士に捕えられそうになったジュリエットの前に現れたのは、思いもよらぬ人物だった。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー