5度目のループをした私。運命はどうしても私を離してくれないようなので、いっそのこと先に死んでしまえと自殺しようとしたら、前世で唯一私の味方だったちょーぜつイケメンな友人がなぜか溺愛してきます。

著者:Lily

「あれだけ死を経験したのに、わたくしったらまだ死ぬのが怖いのね」

公爵令嬢で聖女でもあったクリスティアーナは、学園の屋上から飛び降りようとしていた。
彼女はもう疲れていたのだ。4度も人生を繰り返し、その度に愛する人たちに裏切られ、そして最後には自身の婚約者の手によって殺される。そんな人生を繰り返す度に彼女の精神はすり減らされていった。
そして4度も人生を繰り返した彼女が得られたのは、運命には抗えない、というたったひとつの結果のみ。それは、5度目となる今回の人生で、結局最後に死ぬならばいっそのこと辛い思いをする前に死んでしまえ、という簡単な結論に行き着かせた。

そうして彼女が屋上から飛び降りようと決意したとき、5度目の人生にして運命の歯車が狂い出す。

「わたくしにこの国に残ってほしい?さんざんわたくしを虐げてきたあなた方が今さら何をおっしゃいます。わたくしは隣国で幸せになりますから、皆さまもどうかお幸せに〜!」

●注意●
R15は保険です。
ざまぁ(?)される3人はひじょーにウザイです。ご注意ください。

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