「所詮は政略結婚だ」と言い張るツンツン婚約者が、私を溺愛している件について

著者:あろえ

家の都合で政略結婚が決められた貴族令嬢モニカ・ベニートは、自身の誕生日に初めて婚約者と出会う。

しかし、何をしても関係は悪化するばかりで、目も合わせてもらえない。

手を握れば「放せ」と怒られ、手作りクッキーは「普通だ」と言われ、最終的には、目印の代わりにガーベラのヘアピンを渡される始末。

顔もまともに覚えてもらえていないと知り、落胆するものの、円満な政略結婚のためにモニカは必死に前を向く。

「婚約相手が私では、ダメ……ですか?」

「所詮は政略結婚だ」

どうして怒らせているのかわからず、彼に冷たくされたモニカは号泣するが、少しずつ違和感を覚え始めた。

もしかして、嫌われているわけではない……?

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